プラグイン「Emanon Blocks」を有効化すると、グリッド[Emanon]ブロックが利用できます。グリッド[Emanon]ブロックは、CSSのdisplay: grid;を設定パネルから指定・調整できるレスポンシブ対応のブロックです。

カラムで作り出す格子状内にブロックを自由に配置できるので、複雑なレイアウトをスムーズにデザインできます。

グリッドによるレイアウト

グリッド[Emanon]ブロックを配置するとdisplay: gridが適用され、CSSを記述することなくカラムが交差したレイアウトブロックを配置できます。

カラム

カラムとは、垂直線の箇所でを表します。グリッド[Emanon]ブロックでは、最小カラム幅による指定か最大12までの指定カラム数によるレイアウトが可能です。

カラムの概念図

とは、水平線の箇所です。グリッド[Emanon]ブロックでは、行を最大12までに指定できます。

行の概念図

間隔

間隔の概念図

間隔とは、カラムと行の間のスペースを意味します。グリッド[Emanon]ブロックでは、カラム(column-gap)と(row-gap)の間隔を指定できます。

ライン

開始ライン

ラインとは、カラム(垂直線)行(水平線)を区切る目に見えない線です。グリッド[Emanon]ブロックでは、ブロックをどこからどこまで配置するのかラインを基準に指定できます。

開始ラインは、ブロックをどの位置から配置を開始するのかその位置を示す境界線です。カラム(垂直線)からへに番号が増え、行(水平線)からに番号が増えていきます。

終了ライン

終了ラインは、ブロックをどの位置で配置を終わらせるのかその位置を示す境界線です。グリッド[Emanon]ブロックでは、終了ラインカラム(垂直線)からに番号が負の値で増え、行(水平線)から負の値が増えていきます。

配置例

行は指定せずに、カラム配置開始ライン1終了ライン-1の場合、下記のようにブロックの配置範囲は横に広がります。

上記のカラム配置に行配置開始ライン 1終了ライン -2を加えると、下記のようにブロックの配置範囲は縦方向にも広がります。

下記の表示例は、配置位置をグリッド内の右下にした例です。この例では、カラム配置開始ライン2終了ライン-1行配置開始ライン 2、終了ライン 1の設定となります。

グリッド[Emanon]の設定機能

ブロックエディタのEmanon Premium Blocksからグリッド[Emanon]ブロックを配置します。

ブロック配置時の表示

ブロック設定

ブロック設定では、ベースとなる行数の指定と、パソコン・タブレット・モバイルの画面サイズごとにカラム数カラムの間隔行の間隔の指定を行います。

  1. グリッドの行数を指定します。CSSのgrid-template-rows repeat()の反復回数に適用。
  2. カラム(列)自動または手動で指定できます。自動の場合、最小カラムの幅を指定します。手動の場合、1から12の範囲でカラムを指定できます。
  3. カラム指定が自動の場合のみ、反復をauto-fitかauto-fillに指定できます。
  4. カラムの間に水平の隙間(スペース)を作ります。CSSのcolumn-gap に適用。
  5. 行の間に垂直の隙間(スペース)を作ります。CSSのrow-gap に適用。
カラムの手動設定

カラム指定を手動に切り替えた場合、最小1列から最大12列の範囲でカラム数を指定できます。画面サイズごとにカラム数の指定が可能です。

スタイル設定

グリッド[Emanon]ブロック内に配置したブロックを階段状に表示する機能です。

  1. 階段スタイルを適用する場合は、パソコン・タブレット・モバイルごとに有効に切り替えてください。
  2. 階段スタイルは4パターンから選べます。
階段の向き:通常

ブロックが階段レベルの数値だけ右下に下がっていくスタイルです。

階段の向き:反転

ブロックが階段レベルの数値だけ右上向きにずれていくスタイルです。

階段の向き:偶数

偶数番目のブロックだけが階段レベルの数値だけ上向きにずれていくスタイルです。

階段の向き:奇数

奇数番目のブロックだけが階段レベルの数値だけ上向きにずれていくスタイルです。

グリッドアイテム設定

グリッドアイテム設定は、グリッド[Emanon]ブロック内に配置したブロック用の設定項目です。ブロックの配置位置を指定できます。

  1. ブロックの横位置を指定し、justify-selfに反映します。
  2. ブロックの縦位置を指定し、align-selfに反映します。
  3. 指定した値が大きいブロックが上に配置されます。グリッド[Emanon]ブロック内のブロックが重なる場合にz-indexで調整してください。
  4. 有効に切り替えると、開始ラインと終了ラインをgrid-columnに反映できます。
  5. 有効に切り替えると、開始ラインと終了ラインをgrid-rowに反映できます。

カラム配置と行配置の指定

カラム配置行配置は、カラムと行を指定してブロックの配置位置を調整できる項目です。パソコン・タブレット・モバイルごとに配置位置を指定できます。

配置の有効に切り替えた状態

下記のグリッド[Emanon]は、行数3カラム数3カラム配置と行配置autoの設定です。

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下記のグリッド[Emanon]は、01のブロックカラム配置で位置変更しています。カラム配置の開始ラインは1、終了ラインは 1に指定した状態です。CSSではgrid-column:1 / -1となります。

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下記のグリッド[Emanon]は、01のブロックカラム配置で位置変更しています。カラム配置の開始ラインは1、終了ラインは 1に指定。列配置の開始ラインは1、終了ラインは2に指定した状態です。CSSではgrid-column:1 / -1;、grid-row: 1 / -2 ;となります。

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下記のグリッド[Emanon]は、01のブロックカラム配置と列配置で位置変更しています。カラム配置の開始ラインは2、終了ラインは1に指定。列配置の開始ラインは2、終了ラインは1に指定した状態です。CSSではgrid-column:2 / -1;、grid-row: 2 / -1 ;となります。

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Google Chromeを使ってグリッドを確認する方法

WebブラウザGoogle Chromeのデベロッパーツールを使うことで、グリッド[Emanon]ブロックの配置箇所におけるグリッドの状況を視覚的に把握できます。

  1. Google ChromeでWebページを表示

    グリッド[Emanon]ブロックを配置しているWebページをGoogle Chromeで閲覧してください。Google Chromeのダウンロードが必要な方は、下記からダウンロードしてください。

  2. Google Chromeの表示から開発/管理をクリック
  3. デベロッパーツールをクリック

    デベロッパーツールをクリックすると、Webブラウザの画面下部にコードを確認できるパネルが表示されます。

  4. 要素の確認

    デベロッパーツールからグリッド[Emanon]ブロックを配置している要素を確認してください。HTMLにgridのマークがあるのでこれをクリックすると、下記のようにグリッドのカラムと行、ラインが表示されます。

    グリッドの表示例

表示例

グリッド[Emanon]ブロックを使うことで、カラムと行の枠組みに沿った柔軟なレイアウトをスムーズに設計できます。下記の表示例は、パターンをコピーするをクリックしページ編集画面に貼り付けることで再現できます。画像と文言を変更してご利用ください。

表示例 01

Shape Tomorrow Code Today

表示例 01のパターン

Shape Tomorrow Code Today

表示例 02

Shape Tomorrow Code Today

表示例 02のパターン

Shape Tomorrow Code Today