SEO・構造化データ対応のWordPressテーマ
Emanonは、構造化データ対応のWordPressテーマです。構造化データは、JSON-LDとよばれるフォーマットでHTMLに出力する情報です。Google検索などの検索エンジンにWebサイトのページ情報を正確に伝えることができるため、一部の情報は検索結果に利用されます。
構造化データを追加することで、よりユーザーの興味をひく検索結果を表示できるようになり、ウェブサイトの利用も増えることが期待されます。これはリッチリザルトと呼ばれます。
リッチリザルト対象の構造化データを出力しているページは、Googleが提供するリッチリザルトテストで検証できます。

利用可能な構造化データとSEOの影響
WordPressテーマ Emanonシリーズ(Emanon Free・Emanon Pro・Emanon Business・Emanon Premium)で対応している構造化データは、次の通りです。
- WebSite:Webサイトの名称、URLを出力。
- Organization:組織名や住所、組織を表すロゴなどを出力。
- LocalBusiness:店舗住所、営業時間などを出力。(1店舗のみ)
- Article :投稿ページ用の構造化データ。作成日・更新日や、著者情報・などを出力。
- Author :Articleに含まれます。投稿ページの著者に関する情報(氏名や関連URLなど)を出力。
- ProfilePage:指定した固定ページにプロフィール ページの構造化データを出力します。
- BreadcrumbList:パンくずリストの構造化データを出力。
- JobPosting:Emanon Premium限定、カスタム投稿[求人情報]の編集画面にて出力項目を指定。
- Event :Emanon Premium限定、カスタム投稿[セミナー]の編集画面にて出力項目を指定。
- FAQPaget:プラグインEmanon Blocks・Emanon Premium BlocksのFAQブロックで出力。
- Review;プラグインEmanon Blocks・Emanon Premium Blocksのレビューブロックで出力。
構造化データ導入のメリット
構造化データ導入のメリットは、Webサイトの情報を検索エンジンが理解しやすくなることです。リッチリザルトと呼ばれる検索結果の表示で使用される点にあります。SEO、つまり検索結果の表示順位に直接の影響はないとされていますが、クリック率やページの滞在時間に影響を与える可能性があります。詳しくは、Google 検索における構造化データのマークアップの概要をご覧ください。
構造化データの設定方法
Emanonの構造化データは、WordPress管理画面>Emanon設定>構造化データとWordPress管理画面>ユーザー、プラグインEmanon Blocks・Emanon Premium Blocksのブロック、専用のカスタム投稿で出力内容を設定します。
構造化データ:WebSite
Webサイトのフロントページに自動で出力される構造化データです。WordPress管理画面>Emanon設定>構造化データで、Webサイトに関する情報を確認または設定します。

- サイト名:WordPress管理画面>設定>一般設定から自動で取得し反映します。
- サイト名の代替:広く認知されている頭字語や略称がある場合などに入力してください。
構造化データ:Organization
Webサイトの運営組織に関する情報を出力する構造化データです。WebSiteやArticleのサブタイプに使用できます。WordPress管理画面>Emanon設定>構造化データの「組織の構造化データ」で、組織名や説明、WebサイトURL、ロゴ画像を設定できます。

住所情報(国名コード、郵便番号など)や連絡先(電話番号・メールアドレス)、設立日の入力も可能です。これらは推奨プロパティの項目なので、必須入力ではありません。

組織に関係するSNSなどのWebサイトがあればsameAsにURLを入力してください。関連URLが複数ある場合は、URLごとに改行して入力してください。

構造化データ:LocalBusines
実店舗に関する情報(営業時間や住所、価格帯など)を出力する構造化データです。WordPress管理画面>Emanon設定>構造化データの「ローカルビジネスの構造化データ」で、店名や画像、住所、曜日ごとの営業時間、休業期間(年末年始など)を設定できます。

- URL[出力ページ選択]:店舗情報を記載している固定ページを選択します。
- @type:ローカルビジネスのタイプを詳細に入力したい場合は、Schema.org における More specific Typesから名称をコピーして貼り付けてください。
- 飲食店 → FoodEstablishment
- インターネットカフェ → InternetCafe
- 小売店 → Store
- 宿泊業 → LodgingBusiness など
- 名称:店舗の名称を入力します。
- 画像:外観や店内の画像を追加します。画像アスペクト比は 16:9、4:3、1:1のいずれかにします。
住所情報(国名コード、郵便番号など)や電話番号の入力も可能です。

価格帯は、提供サービスや販売商品の相対的な価格帯を意味します。自由入力の場合 ¥2000 - ¥3000 などのように数値範囲で入力します。

自由入力以外の選択も可能です。類似サービスや商品を扱っている店舗と比較して相対的な価格帯を選択してください。

曜日別に開業時間・閉店時間の指定または24時間の指定、定休日の指定が可能です。年末年始などの期間が定まった休業日がある場合は、休業期間を指定してください。

ローカルビジネスの構造化データでは、店舗の位置情報を緯度・経度で指定します。Emanonでは、Google Map APIキーを使って住所情報から緯度・経度を設定できます。

- Google Maps Platform > 認証情報からAPIを取得して貼り付けてください。
- 次に店舗住所の郵便番号を入力し、郵便番号から住所を検索ボタンをクリックしてください。
- 地図情報を検索ボタンをクリックすると、地図に反映されます。:
- 画像で店舗の位置を確認、調整して設定は完了です。自動で緯度経度が構造化データに反映されます。
構造化データ:Article
投稿ページ用の構造化データです。投稿ページを作成するだけで自動で出力されます。ページの作成日や更新日、著者の情報などが出力されます。
構造化データ:Author
WordPress管理画面のユーザーのプロフィール情報を使用して投稿者の構造化データをArticleの構造化データに出力します。

構造化データ:ProfilePage
任意の固定ページにプロフィールの対象者( WordPress管理画面のユーザー)に関する構造化データを出力できます。固定ページの本文にはプロフィールに関する情報をブロックで表示するようにしてください。

構造化データ:BreadcrumbList
パンくずリストは、Emanon Premiumの場合、Emanon設定>投稿ページ・固定ページから表示指定を行うと構造化データが自動で出力されます。

Emanon Free・Emanon Pro・Emanon Businessの場合、外観>カスタマイズ>コンテンツ設定>パンくずリストから表示指定を行うと構造化データが自動で出力されます。

構造化データ:JobPosting・Event
Emanon Premium限定の構造化データです。カスタム投稿[求人情報]とカスタム投稿[セミナー]の編集画面にて出力項目を指定します。詳細はそれぞれのマニュアルをご覧ください。
構造化データ:FAQPaget
プラグインEmanon Blocks・Emanon Premium Blocks(WordPressテーマ Emanon Premiumに付属)のFAQブロックで出力できる構造化データです。

構造化データ:Review
プラグインEmanon Blocks・Emanon Premium Blocks(WordPressテーマ Emanon Premiumに付属)のレビューブロックで出力できる構造化データです。レビュー商品の評価(スターレーティング)や商品の良い点・悪い点を表すpros and cons構造化データに対応しています。
